アメリカで新型コロナウイルス感染症に罹患し、散々な目に遭って日本に帰国しました。
その記録を残しておきます。なお、これは2022年7月末時点の情報です。
帰国72時間前のPCR検査で陰性でないと帰国できない
日本政府は、海外から日本に入国する際、飛行機搭乗前72時間以内に受けたPCR検査等の政府がしている検査において、陰性の証明を受けることを求めています。陽性の場合、飛行機の搭乗が拒否されます。この仕組みには大きな問題があります。
一度感染すると、なかなか陰性にはならない
新型コロナウイルスに一度感染すると、しばらく陽性が続きます。これは、たとえ新型コロナウイルス感染症から回復したとしても、体内にウイルスの死骸が残るためらしく、既に回復して誰かにうつす心配がなくなっているにも関わらず、陽性の判定が出続けるのです。一般的に、感染から10日から14日間は陽性が出続けるようです。
日本入国の条件が、検査結果陰性しかないのが大変曲者で、仮に無症状でも、仮に回復したとしても、既にウイルスをばら撒く危険性がなくなっていたとしても、検査結果が陽性であるために日本に入国できないことが続くのです。
どうしても陰性にならない人への救済措置 領事レター
検査陰性にならず帰国できずに困っている人が多いためか、各国大使館、領事館が救済措置を用意しています。
どうしても陽性が続く場合は、医師の診察を受けて回復証明書を受け取り、必要書類を集めて領事館に出すと、領事から帰国を承認するよう日本の当局に向けてレターを発行してもらえるようです。
ただし、これは厚生労働省が公式に用意している方法ではなく、帰国困難者が多数で対応に困った領事館が用意した方法のようで、どこの国でも用意されている方法かどうかはわかりません。必ず当地の大使館・領事館に確認してください。
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